画像・動画生成

画像生成AI比較|Midjourney/Krea/Recraft

画像生成AIって最近Midjourney以外にも増えてきて、正直どれを使えばいいのか迷いますよね。SNS用に映える一枚絵が欲しいだけなのか、仕事でロゴやアイコンが要るのか、動画まで作りたいのかで、向いてるツールが全然違うんです。今回はMidjourney・Krea・Recraftの3つを、海外のHacker Newsでの評判や公式サイトの情報をもとに比較してみます。エンジニア向けの小難しい話は抜きにして、「こういう人にはこれ」というところまで踏み込んで書いていきます。

先に結論:どれを選べばいいか

  • 完成度の高いアート系の一枚絵・SNS映え画像がほしい人 → Midjourney
  • 画像も動画もアップスケールもまとめて、いろんなAIモデルを一つのサブスクで試したい人 → Krea
  • ロゴやアイコンなど編集しやすいベクター素材、商用利用前提のデザイン成果物がほしい人 → Recraft

Midjourney:一言でどんなツールか

文章から画像や動画を作るツールです。「Imagineバー」というところにプロンプトを打ち込むと4枚の画像が出てきて、そこからアップスケールしたりバリエーションを出したりズームアウトしたりできます。最新版はV8.1で、V7の頃の見慣れた雰囲気を保ちつつ、アップスケールなしで2K相当の高解像度画像が作れるHDパラメータや、プロンプトを短くまとめてくれる機能が追加されています。画像を動画に変換する機能もあります。

料金は月払いでBasic $10、Standard $30、Pro $60、Mega $120の4段階。年払いにすると20%引きになります(Basicなら年$96)。プランごとに「Fast GPU Time」という高速生成の持ち時間が決まっていて、Basicは月3.3時間(200分)まで。Standard以上なら「Relaxモード」で画像だけは無制限に生成できて、動画まで無制限にしたいならPro以上が必要です。生成した画像を非公開にできるステルスモードはPro・Megaだけの機能で、あと年間売上100万ドルを超える企業はPro・Mega契約が必須という商用ルールもあります。

海外の評判は、画像のクオリティそのものより周辺の話題で盛り上がっている印象があります。HNで1377ポイント・878コメントもついた「Midjourney Medical」というスレッドでは、Midjourneyが医療の全身スキャン事業に乗り出したことに対して懐疑的な声が並んでいました。

月に何億回もの全身スキャンをして一体何に使うんだ、エイプリルフールの冗談じゃないのか、と疑う声や、でたらめを言うことで知られているアプリが医療アドバイスに手を出すのか、と皮肉る声がありました。

他にも「自分の作品が無断でMidjourneyの学習に使われたアーティストとして名前を挙げられていた」という話のスレッド(757ポイント・908コメント)や、「Midjourneyのせいで仕事への愛情を失った」というタイトルのスレッド(674ポイント・683コメント)も、それぞれ数百コメントついていて、画像生成の技術力とは別のところでかなり議論になっているツールだというのが伝わってきます。

Krea:一言でどんなツールか

画像・動画・3Dをまとめて作れるAI制作スイートです。文章から画像を作るのはもちろん、動画生成、モーション転写、3Dオブジェクト生成、画像のアップスケール(最大22Kまで)、背景除去、画像編集まで一通り揃っています。自社モデル「Krea 2」に加えて、Veo 3.1やIdeogram、Runway、Flux、Geminiといった外部の主要モデルも同じサブスクの中から使えるのが売りで、対応モデルは64種類以上とのこと。自分の画像データを使って追加学習させる「LoRA」という機能もあります。

料金ページを見た限り、具体的なドル建ての金額の記載は見当たらなくて、代わりに「ユニット」というクレジット制になっています。Freeプランは1日100ユニットで、Nano Banana 2という画像モデルなら1回分、Seedanceという動画モデルだと1回に満たない量。Basicは月5,000ユニット、Proは月20,000ユニット(サイト上で「一番人気」と表示されています)、Maxは月60,000ユニット。上位プランほど使える動画モデルの幅が広がったり(Proで全動画モデルが解禁)、アップスケールが22Kまで使えるようになったりする仕組みです。

海外の評判については、Krea 2という自社モデルの重みを無料公開したときのHNスレッド(415ポイント・47コメント)が目につきました。開発チーム自らHNに出てきて質問に答えていて、技術者コミュニティの反応はおおむね好意的でした。中でも気になったのはこのコメントです。

毎日Z-Image Turboというモデルを使っていて、リアルなカットやイラスト用途ではストック写真のサブスクを解約するくらい実用的になっている、というコメントがありました。

一方で「既存のQwenというVAE(画像を圧縮・復元する仕組み)を使っているのが少し残念」という技術的な指摘もありました。別のFLUX.1 Kreaというオープンモデルの公開スレッドでも、共同創業者やリサーチャー本人がコメント欄に降りてきて質問に答えていて、開発チームがHNのコミュニティと直接やり取りしているのがKreaの特徴っぽいです。

Recraft:一言でどんなツールか

デザイナー向けを謳うAI画像ツールです。最新モデルはV4.1。複雑なプロンプトの理解力と、写真のようなリアルな絵からイラストまで一貫したアートディレクションが効いた仕上がりになるのが特徴とされています。個人的に地味に大事だと思うのが、画像だけでなくベクター(SVG)形式のグラフィックも生成できる点。ロゴやアイコンをそのまま編集可能な形で欲しい人には強みになりそうです。開発者向けにAPIも提供されています。

料金は、公式の料金ページを見ても具体的な月額の金額は書かれていませんでした。BasicプランとProプランがあること、それぞれ追加のクレジット購入(top-up)ができること、年払いで20%割引になることくらいしか分かりません。ただ権利関係ははっきりしていて、無料プランで作った画像はRecraft側の所有になってコミュニティギャラリーに公開され、商用利用はできません。有料プランで作った画像は自分の所有物になり、マーケティングや商品パッケージなどへの商用利用も自由になるという違いがあります。

海外の評判は、正直かなり薄めです。見つかったHNスレッドは13ポイント・4コメントと4ポイント・1コメントという小規模なものだけでした。その中で内容のあるコメントは「画像生成のリーダーボードを席巻していた謎の新モデルだった」「ベクター/SVGジェネレーターがあるのが興味深い」というもので、プロダクト自体への評判というよりモデルの性能面についての言及でした。海外のユーザーコミュニティでの盛り上がりを判断材料にしたい人にとっては、3つの中で一番情報が少ないツールだと思います。

比較まとめ

ツール 料金 向いてる人
Midjourney 月$10〜$120(年払いで20%引き) アート性の高い一枚絵・SNS映え画像を作りたい人
Krea 具体的な金額表記なし。ユニット制(Free 1日100/Basic 月5,000/Pro 月20,000/Max 月60,000) 画像も動画も3Dもまとめて、複数モデルを一つのサブスクで試したい人
Recraft 具体的な金額表記なし。Basic/Proプラン+top-up制 ロゴ・アイコンなどベクター素材や商用利用前提の成果物がほしい人

まとめ

個人的に一番気になったのはKreaですね。Midjourneyみたいに一つのモデルを極める方向じゃなくて、Veo 3.1やIdeogram、Fluxなど外部モデルも含めて64種類以上を同じサブスクで使い回せるのは単純に便利そうです。HNのコメントにあった「ストック写真のサブスクを解約した」という話が、地味に刺さりました。

Midjourneyは相変わらず絵作りのクオリティで一番安定してる印象ですけど、医療スキャン事業の話とかアーティストの権利まわりの話とか、プロダクト自体とは別のところでHNが盛り上がってるのがちょっと気になるところではあります。

Recraftはベクター素材が必要な人には唯一無二だと思うんですけど、料金がサイトを見ても分からなかったのは正直不親切だなと。ロゴやアイコン素材が目的なら、とりあえず無料プランで触ってみて必要なら有料に上げる、くらいの温度感でいいと思います。まぁこの3つとも無料枠かトライアルくらいはあるはずなので、迷ったらとりあえず触ってみるのが早い気はします。

ケイ(このブログを書いている人)
仕事で海外のSaaSやAIツールを日常的に触っている30代の会社員。 日本語の情報がまだ無いツールを、Hacker NewsやRedditの生の評判ごと紹介しています。 公式の宣伝文句より海外ユーザーの本音(不満も含めて)重視。 料金や機能の数値は一次ソースにあるものだけを書くようにしています。