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音楽制作におすすめのAI比較|Suno・Udio・AIVA

「歌詞を入れたらAIが曲にしてくれる」系のサービスって、この1〜2年でかなり増えたんですよね。今回はその中でも名前をよく見かけるSuno、Udio、AIVAの3つを、料金と海外での評判ベースで比較してみます。SNSに上げる曲を気軽に作りたい人もいれば、動画のBGMに著作権フリーの音源が欲しい人もいると思うので、そのへんの目的別に整理しました。

先に結論:どれを選べばいいか

  • 歌詞付きの曲をサクッと作ってSNSにアップしたい人 → Suno(無料でも1日10曲作れて、商用利用したければ月8ドルのPro)
  • 音質や歌詞の自然さにこだわりたい、まずは無料でたくさん試したい人 → Udio(公式の料金は確認できなかったが、HNでは無料で月1200曲という声も)
  • 動画やYouTube用のBGMを、著作権関係なしで使いたい人 → AIVA(有料プランなら著作権が自分のものになる)

Suno:一言でどんなツールか

プロンプトや歌詞を入力すると曲にしてくれる、いわゆる王道の音楽生成AIです。単に曲を作るだけじゃなくて「Suno Studio」という編集用のワークスペースもあって、生成した曲からボーカルや楽器パートを分けて(ステム抽出)Ableton や Logic みたいなDAWに読み込める、というのが特徴として挙げられています。

料金は3段階。無料プランは0ドルで、1日10曲まで作成できますが商用利用は不可。Proプランは月8ドルで、月2,500クレジット(500曲相当)まで作れて、作った曲の商用利用権もつきます。30分までの音声アップロードやステム分離機能も使えるようになります。さらに上のPremierプランは月24ドルで、月10,000クレジット、Suno Studioへのアクセス、ステム分離の種類も増えるという内容でした。

海外の評判はけっこう賛否両方あります。Hacker Newsの390ptのスレッドでは、「Cajun synthpopと指定したのにシャントも要素もなくて、フランス語訛りの女性ボーカルが乗った普通のカントリーにしか聞こえない」(whywhywhywhy)とジャンル指定の精度に疑問を投げる人がいたり、「ウルドゥー語で試したら音質は良いのに、簡単な単語の発音がなぜかずれる」(smusamashah)という指摘、「スタイルタグをまるで無視してるように感じる、何度も生成し直さないとまともなものが出ない」(visarga)という不満も出ていました。一方で「klezmerみたいな聞いたことないジャンルに出会えて、こんなにサイトを見て笑顔になったのは久しぶり」「ブラインドテストでAIだと見抜けないと思う」(cdrini)とかなり好意的な声もあります。あと「Sonyなどとまだ訴訟係争中なのに新製品を出し続けてる」(progbits)という、著作権まわりを気にするコメントもありました。

Udio:一言でどんなツールか

正直に言うと、Udioは公式サイトと料金ページからテキスト情報がほとんど取得できず、機能の詳細や正式な料金は分かりませんでした。なので、ここはHacker Newsでの評判をベースに紹介します。

料金についても公式の確認は取れていません。ただHNのローンチスレッドで、あるユーザーが「1ヶ月に1200曲まで無料で作れる、Suno v3よりだいぶ良い、音質もボーカルのバリエーションも上」(famouswaffles)とコメントしていました。これはあくまで投稿者個人の体験談なので、実際の現行プランと同じとは限らない点は注意してください。

他のコメントを見ると、音質や歌詞生成のクオリティは好意的に見られていて、「歌詞の生成は他のツール(Jukebox やMusicGenなど)と比べても頭ひとつ抜けてる」(IBCNU)、「サンプル曲のクオリティがすごい」(ericra)という声がありました。一方でローンチ直後ということもあってか、「生成に40分以上かかる」(jaggs)「送信すると必ずbackground processing errorが出る」(bauerd)「検索機能があまり機能していない」(henriquecm8)といった、動作の不安定さを指摘する声も目立ちます。ちなみにローンチスレッドには開発チームの Conor 本人がコメントしていて、その場でユーザーの反応を見ていた様子でした。

AIVA:一言でどんなツールか

AIVAは250種類以上のスタイルから数秒で曲を作れる音楽生成AIです。他のツールと違うのは、自分の音源やMIDIファイルをアップロードして「これに寄せたスタイル」でモデルを作れたり、生成したトラックを編集したりできる点。動画のBGMなど、著作権フリーの音源が欲しい人向けに作られている印象です。

料金は3段階で、他の2つよりだいぶ細かく分かれています。無料プランは0ユーロで、非商用利用限定・AIVAのクレジット表記が必須、ダウンロードは月3回まで、曲の長さは3分まで。Standardプラン(年払いで月11ユーロ+VAT、年払いだと26%オフ)は、YouTube・Twitch・TikTok・Instagramでの限定的なマネタイズが可能になり、クレジット表記も不要、ダウンロードは月15回、5分までの曲が作れます。一番上のProプラン(年払いで月33ユーロ+VAT、33%オフ)になると、著作権が完全に自分のものになって制限なくマネタイズでき、月300ダウンロード、5分30秒までの曲、WAVを含む全フォーマットでの書き出しができます。

評判はHacker Newsの「AIVA – Music Engine」スレッド(39pt)で見つかりました。「音楽制作者として、AI支援の創作と均質化の流れには複雑な気持ちがある」(byproxy)という慎重な意見や、逆に「動画に著作権フリーの音源を入れる問題を解決してくれるのが嬉しい、これにお金を払いたい」(phmagic)と実用面を評価する声も。あと「公開されているAIVAの曲を聴くと、オーケストレーションはほぼ人力っぽい。完全にAI単体で最初から最後まで生成しているわけではなさそう」(zozbot123)という、どこまでがAI任せなのか気にするコメントもありました。この投稿自体2020年頃のものなので、今のAIVAがどこまで進化しているかは分からない部分もあります。

比較まとめ

ツール 無料プラン 有料プラン(最安) 向いてる人
Suno $0/1日10曲・商用利用不可 $8/月(2,500クレジット、商用利用可) 歌詞付きの曲を気軽に作ってSNSに上げたい人
Udio 公式情報未確認(HNでは月1200曲まで無料という声あり) 公式情報未確認 音質やボーカルの自然さを重視して試したい人
AIVA €0/非商用のみ・月3DL・3分まで €11/月〜(年払い、限定的なマネタイズ可)/€33/月〜(著作権完全に自分のもの) 動画BGMなど著作権フリー音源として使いたい人

まとめ

個人的に一番おすすめしやすいのはSunoですね。無料でも1日10曲試せて、商用利用したくなったら月8ドルで切り替えられるという分かりやすさがいいなと思います。ジャンル指定の精度にクセがあるという不満コメントもありましたが、それはどのツールにも多かれ少なかれある話なので。

Udioは音質やボーカルの評判自体は良さそうなんですが、公式サイトから料金や機能の情報がほとんど取れなかったのが正直ネックです。HNの「月1200曲無料」という話が本当ならかなり太い無料枠ですけど、これは一ユーザーの体験談止まりなので、興味があれば自分で最新の料金を確認してから使ってほしいです。

AIVAはちょっと毛色が違っていて、「曲を量産したい」というよりは「動画のBGMを著作権の心配なく使いたい」人向けだと思います。無料プランは月3ダウンロードとかなり少ないので、本気で使うならStandardかProへの課金前提で考えたほうがいいツールですね。

ケイ(このブログを書いている人)
仕事で海外のSaaSやAIツールを日常的に触っている30代の会社員。 日本語の情報がまだ無いツールを、Hacker NewsやRedditの生の評判ごと紹介しています。 公式の宣伝文句より海外ユーザーの本音(不満も含めて)重視。 料金や機能の数値は一次ソースにあるものだけを書くようにしています。