Metaが今週リリースしたばかりのAI画像生成機能を、早々に撤回しました。TechCrunchによると、Instagramの公開アカウントを@メンションして画像を生成できる機能が「的を外していた」として、金曜日に取り下げられたそうです。まだ日本語ではあまり報じられていないようなので、経緯をまとめておきます。
何が発表されたのか
発端は今週、Meta Superintelligence Labs(Metaの専任AI部門)が発表した新しい画像生成AI「Muse Image」です。この中に、公開Instagramアカウントを@メンションすることで、そのアカウントの投稿を参照した画像を生成できる機能が含まれていました。
記事によれば、この機能には自分の写真が参照された場合に本人へ通知する仕組みがなかったとのこと。公開されてすぐに批判が噴出し、TechCrunchも機能の無効化方法を解説するガイド記事を出していたそうです。
そして金曜日、Metaは公式ブログでこの機能の提供終了を発表しました。この動きを最初に伝えたのはPuck Newsの創業パートナー、Dylan Byers氏だったとされています。ブログの文言は次のように紹介されています。
「私たちの意図は、便利な創作ツールを提供すること、そして自分の公開コンテンツがこのように参照されるかどうかを本人がコントロールできるようにすることでした。この機能が的を外していたというフィードバックを受け止め、提供を終了します」
Byers氏は、この決定の背景には一般利用者だけでなく、CAAを含む芸能事務所からの批判もあったと指摘しています。
ケイの一言
@メンションだけで他人の顔を素材にできて、しかも本人に通知が飛ばない仕様のまま公開したのは、正直詰めが甘かったんだろうなという印象です。SNS上の顔写真がAIに無断で使われる問題は前から言われ続けていることなので、今回もその延長線上という感じがします。
撤回自体は数日という早さでしたが、CAAのような芸能事務所が動いて初めて取り下げに至ったという流れは、ちょっと引っかかるところです。まぁ結果的に消えたのでよかったとは思いますけど。