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Bolt.newとは?料金と海外の評判を紹介

コードを書かずにチャットだけでアプリやサイトを組み上げる、いわゆる「AIビルダー」系のツールが最近増えてますけど、Bolt.newもその一つです。StackBlitzという会社が出してるツールで、Google・Microsoft・Salesforce・AWS・Metaなど名だたる企業が利用実績として並んでるのが目を引きます。ただ実際に触った日本語の情報がまだ少ないので、公式サイトの情報とHacker Newsに投稿された海外ユーザーの声を突き合わせて紹介してみます。

Bolt.newとは?何ができるのか

公式サイトの説明によると、Bolt.newはチャットでAIと対話しながらWebサイト・アプリ・プロトタイプを作れるツールです。トップページには「Website」「Slides」「Prototype」といったビルドの種類を選ぶメニューがあり、FigmaやGitHubからのインポートにも対応しています。

特徴としてうたわれているのが、タスクごとに最適なAIモデルを自動で振り分ける仕組みです。「Standard」(全ユーザー向け、速度・知能ともに高くトークンコストはバランス型)と「Max」(Proプラン専用)というエージェントがあり、公式は「エラーを98%削減」「以前の1,000倍の規模のプロジェクトを扱える」とうたっています。この数字はあくまで公式の主張で、第三者の検証結果ではない点は注意が必要です。

Bolt CloudというバックエンドインフラもセットになっていてUnlimited databases(データベース無制限)、ユーザー管理・認証、SEO最適化、アナリティクス付きのホスティングとカスタムドメインが「一つのインターフェースの中で」使えると説明されています。プロダクトマネージャー、起業家、マーケター、代理店、学生・開発者と、想定ユーザー像も幅広く挙げられていました。

あと今回ソースを調べていて分かったんですが、Bolt.newはGitHub上でオープンソース公開もされているみたいです。README的な記述では「Claude やv0はすごいけどパッケージのインストールやバックエンドの実行、コード編集はできない。Bolt.newはAIにファイルシステム・Node サーバー・パッケージマネージャー・ターミナル・ブラウザコンソールまで含めた環境全体の制御を与える」のが違いだと説明されています。この「AIに環境を丸ごと触らせる」という設計は、後で紹介するトラブル報告にもちょっと関係してきます。

料金プラン

プランは月払い・年払いが選べて、年払いだと最大28%お得になるとのことです。以下は月払いの金額です。

プラン 料金 主な内容
Free $0 1日30万トークン・月100万トークンまで。サイトにBoltのブランディングが入る。ファイルアップロード上限10MB、Webリクエスト上限約33.3万まで
Pro 月$25 1日の上限なし・月1,000万トークンから。ブランディングなし、サイトの非公開共有可、アップロード上限100MB、Webリクエスト上限100万まで、余ったトークンは翌月に繰越、カスタムドメイン対応、SEOブースト、AI画像編集など
Teams 1人あたり月$30 Proの内容に加えて一括請求、チーム単位のアクセス管理、権限の細かい設定、組織内共有、プライベートNPMレジストリ対応など
Enterprise 要問い合わせ SSOや監査ログなどのセキュリティ・コンプライアンス対応、専任担当、24時間サポートなど

トークンの繰越に関しては2025年7月1日から、有料プランのトークンは翌月まで(最大2ヶ月)持ち越せるようになったと公式FAQに書かれてます。ただし繰越分を使うには有料プランを継続してることが条件とのことなので、そこは見落とさない方がよさそうです。

海外での評判

Hacker Newsにはローンチ時のスレッドと、それとは別に不満を訴えるAsk HNスレッドがあって、温度差がかなりありました。まず好意的な声から。

「普段なら1週間かかるようなアイデアが、アイデアからプロダクションまで1日で出来上がるのを見てきた。衝撃的だった」(heygarrisonさん、HN)

という感想がある一方、別のユーザーは実際に試した過程を細かく書いていました。

「食事プランを立てるReactアプリを作ろうとした。レシピは複数の食材で構成され、栄養価も編集できて、複数ページのナビゲーションとSQLiteデータベースも追加した。データベースを足したところで無料トークンを使い切ってエラーが出るようになったけど、それまでの約15分で、データ永続化なしなら動くアプリができていた。結構すごい」(mimim1miさん、HN)

無料枠だけでもここまで動くのか、という驚きは複数の人が書いてましたが、同時に無料トークンがすぐ尽きるという話も同じスレッドに出てました。もう一人、慎重派の声も。

「懐疑的だったけど、無料トークンと短時間でここまでできるのは正直すごい。明日SvelteKitで試してみて、課金するかどうか決める」(zoteさん、HN)

課金周りでは料金改定に関する苦情も出ていました。

「この週末、Boltは値段を倍にして、サブスクを解約する機能まで削除した」(TiredOfLifeさん、HN)

これに対してStackBlitzの共同創業者を名乗るericmsimonsさんが、自分の請求ページのスクリーンショットを添えて「いつでも解約できる」と直接反論するというやり取りもありました。投稿者はBolt.new自体とStackBlitzの請求ページを混同していた節もあり、話が噛み合わないまま終わっています。運営側が直接コメント欄に出てくるあたり、規模の割に距離が近いプロジェクトなんだなというのは感じました。

あと、GitHubで公開されてるシステムプロンプトを見つけた人の指摘も面白かったです。

「『重要: 冗長にならないこと。ユーザーがもっと情報を求めない限り、何も説明しないこと』とある。こういうやり方でユーザー向けシステムをプログラミングしてるって、なんか変な感じがする」(mangonaiseさん、HN)

もう一つ、別のAsk HNスレッドでは「Bolt.newのAIでスタートアップのローンチが台無しになった。1,000万トークンが消え、返信もない」というかなり深刻なタイトルの投稿もありました。投稿者はAIが破壊的な変更を無断で行い、プリペイド分のリソースを消費した上に壊れた状態のプロダクトが残ったと主張し、法的手段も検討していると書いていました。ただしコメント欄では、この投稿自体が生成AIで書かれていることを指摘され「AIに焼かれたのに、その説明までAIに書かせるのはどうなのか」と皮肉られるなど、投稿者への懐疑的な反応も目立ち、事実関係がどうだったのかまでは分かりません。とはいえ、AIに環境の制御を丸ごと渡す設計だけに、こういうタイプのトラブル報告が出ること自体は覚えておいた方がいいと思います。

日本語対応と日本からの使い勝手

公式サイトとPricingページを見た限り、日本語対応についての記載は見当たりませんでした。UIやチャットの言語まわりについて公式が明言している情報はソースの中にはなく、ここは実際に触って確認するしかなさそうです。信頼できる情報が出てくるまでは、英語ベースのツールとして触る前提で考えておいた方がいいかもしれません。

登録して始めるまで

公式サイトのトップページ自体がすでにプロンプト入力欄になっていて、「What will you build today?」の下にチャット欄があり、そこに作りたいものを打ち込んで「Build now」を押す、あるいは「Plan」でまず計画を立てる、という流れのようです。Website・Slides・Prototypeといったビルド種別を選べるほか、FigmaやGitHubからインポートする導線も用意されています。料金ページには「Get started」ボタンでFreeプランから始められる旨が書かれていますが、アカウント登録の具体的な手順(メール認証の有無など)についてはソースに記載がないため、ここでは触れません。

まとめ:向いてる人・向いてない人

HNのコメントを見る限り、アイデアを形にするスピード自体はかなり評価されてる印象です。プロトタイプを数十分で動かしたいプロダクトマネージャーや、ランディングページをサクッと作りたいマーケター、副業でアプリを試したい学生あたりには向いてそうです。無料枠でも「触ってみる価値がある」という声が複数あったので、まず試してみるハードルは低いと思います。

一方で、無料トークンはすぐ枯渇するという報告や、料金・解約まわりでユーザーとの認識がすれ違った事例、そして深刻なトラブル報告まで出ているのも事実です。AIにファイルシステムやサーバーの制御まで渡す設計なので、本番運用の重要なプロジェクトをいきなり全面的に任せるのはちょっと怖いかなというのが正直なところです。まずは検証用のプロトタイプから試して、様子を見ながら課金するかどうか決めるくらいがちょうどいい距離感な気がします。

ケイ(このブログを書いている人)
仕事で海外のSaaSやAIツールを日常的に触っている30代の会社員。 日本語の情報がまだ無いツールを、Hacker NewsやRedditの生の評判ごと紹介しています。 公式の宣伝文句より海外ユーザーの本音(不満も含めて)重視。 料金や機能の数値は一次ソースにあるものだけを書くようにしています。

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