海外の動画クリッピングツールとしてよく名前が挙がるのがOpus Clipです。長尺の動画をアップロードすると、AIが「使えそうな部分」を自動で見つけて短尺クリップに切り出してくれる、というのが基本の仕組みらしいです。公式サイトには16M+のクリエイター・企業に使われているとあって、Logan PaulやMark Roberといった登録者数の多いYouTuberの名前も並んでいます。日本語で詳しく紹介している記事がまだ少なそうだったので、今回は公式サイトと料金ページの情報だけをもとに、Opus Clipが何をしてくれるツールなのか整理してみます。
Opus Clipとは?何ができるのか
Opus Clipは公式サイトで「#1 AI video clipping and editing tool」を名乗っている、AIによる動画クリッピング・編集ツールです。長尺動画を投げると、AIが自動でクリップを作ってくれるという、いわゆるAI動画編集ツールのジャンルに入ります。
中心の機能は「ClipAnything」というAIモデルです。公式の説明によると、他の多くのAIクリッピングツールはポッドキャスト系の動画にしか対応していないのに対し、ClipAnythingはvlog・ゲーム実況・スポーツ・インタビュー・解説動画など、ジャンルを問わず1クリックでクリップに変換できる、とされています。
もうひとつの柱が「ReframeAnything」というAIリフレーム機能です。動画をどのプラットフォーム向けの画角にもリサイズでき、AIによるオブジェクトトラッキングで動いている被写体を画面中央に保ち続けてくれるそうです。マニュアルトラッキングでAIに追いかけさせる対象を自分で指定することもできる、と書かれています。
「Workflow automation」として、Webアプリだけでなくビデオ編集APIやスケジューラーAPIも用意されていて、公式は「動画の作成・公開を5倍速くできる」とうたっています。エディタ面では、AIに全部任せることも、自分で細かく編集することもできる、という作りのようです。
チーム向けには「OpusClip for teams」というプランがあり、ブランドごとのフォント・カラー・ロゴ・イントロ/アウトロを設定できるブランドテンプレート、チームワークスペース、CMSなど他ツールと連携できるAPIが用意されています。動画を大量に出していく体制を作りたい企業向けの機能構成です。
公式サイトにはLewis HowesやJason Lemkin、Jacksfilmsといった発信者の推薦コメントがずらっと並んでいて、「クリップ作りが数日がかりだったのが数分で済むようになった」といった声が紹介されています。ただこれはあくまで会社側が選んで載せている声なので、そのまま鵜呑みにするのは避けたいところです。
料金プラン
料金ページで確認できたプランと金額は次の通りです。Businessプランは金額が公開されておらず「Custom」表記になっています。
| プラン | 月額 | ソースで確認できた主な特徴 |
|---|---|---|
| Free | $0 | ローカル動画(1本あたり10GBまで)のインポート、処理速度は通常速度、クリップの長さは0-1分・1-3分・3-5分・5-10分・10-15分から選択可、キャプションには透かし(ウォーターマーク)あり、書き出しは3日以内・最大1080p、メディアの保存期間は3日で失効 |
| Starter | $15/mo | 処理速度はFree・トライアルより高速、認証済みYouTubeアカウントからの自動動画インポートに対応、AIボイスオーバーは1日20回まで、AI画像B-Rollとストック素材のB-Rollは月3クリップまで、ジャンル別のリフレーミングモデルや画面共有・ゲーム実況向けレイアウトにも対応 |
| Pro | $29/mo | ソースページ内で確認できたのは金額のみで、Starterからの詳細な機能差分はテキストが途中で切れており未確認 |
| Business | Custom(要問い合わせ) | 同上。詳細機能はソース内では未確認 |
ちなみに料金ページには、クレジット数や動画のジャンルを入力すると時短効果を試算できる電卓機能があって、そこでのサンプル入力では「週100時間の時短」「月8.4Kドルのコスト削減」といった数字が出てきます。ただこれはあくまで試算ツールの一例の数値で、全ユーザーの平均という話ではなさそうです。数字の見せ方としてはちょっと景気がいいなという印象を受けました。
日本語対応と日本からの使い勝手
公式サイトや料金ページを見た範囲では、日本語対応について明記した記載は見当たりませんでした。「Multi-language transcription(多言語文字起こし)」という機能名は出てくるものの、対応言語の一覧や日本語が含まれるかどうかまでは書かれていません。日本語のナレーションやコメントを多く含む動画でどこまで実用的なキャプションになるかは、公式情報だけでは判断できないところです。
登録して始めるまで
公式サイトのトップには「Sign up – It’s FREE」というボタンがあり、無料アカウントから始められるようになっています。セキュリティ欄には「Email OTP login」という記載があり、メールで送られてくるワンタイムパスワードでログインする方式のようです。登録後は「My dashboard」からアップロードした動画やクリップを管理する画面に入る、という導線だと読み取れますが、具体的な入力フォームや初期設定の手順までは今回のソースからは分かりませんでした。
まとめ:向いてる人・向いてない人
ジャンルを問わず長尺動画からクリップを量産したい人には向いていそうです。ポッドキャストだけでなくvlogやゲーム実況、インタビューなんかでも使えるとうたっている点は、他のクリッピングツールとの違いとして分かりやすいです。
一方で、Pro・Businessプランの具体的な機能差分がソース上で確認できなかったので、有料プランへの課金を検討する場合は料金ページを自分の目で確認してからのほうがいいと思います。日本語対応についての記載も無いので、日本語コンテンツがメインの人はキャプションの精度を実際に試してから判断したほうがよさそうです。まぁFreeプランでもクリップの長さ選択や自動フック機能は使えるみたいなので、まずは無料の範囲で試してみるのが手堅いかもしれません。