仕事でスライドや資料を作るとき、文章はまとまっているのに図解に落とし込むのが苦手、という人は結構いると思います。Napkin AIは、貼り付けたテキストからAIが自動でインフォグラフィックやフローチャート、マインドマップを作ってくれるツールです。プロンプトを書く必要がなく、文章をそのまま放り込むだけで図を生成してくれるというのが売りで、プレゼン資料やブログ、SNS投稿のビジュアルを手早く作りたい人向けです。まだ日本語での紹介があまり見当たらなかったので、公式サイトの情報を中心に整理しておきます。
Napkin AIとは?何ができるのか
公式サイトの説明によると、Napkin AIは「テキストをビジュアルに変換するAI」で、使い方の流れは3ステップです。まずテキストをインポートするか貼り付けます。プロンプトを書く手間は不要で、Napkinが直接テキストから動くとされています。次に生成ボタンを押すと、テキストの内容に合わせて複数の候補ビジュアルが作られ、その中から一番イメージに近いものを選ぶ形です。最後に、色やパーツを自由に変更して仕上げます。色はブランドカラーや気分に合わせて自由に変えられ、要素をバラバラに分解して組み替えることもできるとのことです。
できあがったビジュアルはPPT、PNG、PDF、SVGの4形式でエクスポートできます。JPEGには対応しておらず、公式FAQでは「PNGの方が高画質なのでJPEGは省いた」と説明されています。想定用途としては、プレゼン資料のスライド、ブログ記事に載せる図、SNS投稿用のビジュアル、読みやすいドキュメント作成の4つが挙げられていました。生成できる図の種類はインフォグラフィック、ダイアグラム、マインドマップ、フローチャート、データチャートなどです。
料金プラン
プランは無料のFreeと、有料のPlus・Proの3段階です。年払いにすると25%安くなるとのことですが、具体的な年額は公式ページに明記されていなかったので、ここでは月額ベースの金額だけ載せます。
| プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Free | $0 | 週500 AIクレジット/ビジュアル編集無制限/PPT・DOC・PDF・HTML・MDのインポート無制限/PNG・PDF書き出し無制限/標準アイコン/ビジュアルにNapkinのブランディングが入る |
| Plus | $9/人・月 | Freeの内容に加えて、月10,000 AIクレジット/PPT・SVG書き出し無制限/ブランドスタイル3つまで/太字アイコン/Napkinブランディング除去/チーム管理と請求機能 |
| Pro | $22/人・月 | Plusの内容に加えて、月30,000 AIクレジット/限定デザイン/カスタムブランディング無制限/自分のフォントをアップロード/クレジットの追加購入も可能 |
Enterpriseプランも用意されていますが、こちらは料金非公開で問い合わせ制でした。AIクレジットについては「ビジュアル生成に使われ、生成対象として選んだ単語1つにつき約1クレジットが消費される」と説明されています。今後、より複雑な出力や高度な機能が加わると仕様が変わる可能性がある、という注記もありました。
日本語対応と日本からの使い勝手
公式FAQには「60以上の言語でビジュアルを作成でき、ビジュアルはテキストの言語に合わせる」と書かれていますが、その言語一覧の中に日本語が含まれるかどうかまでは明記されていませんでした。一方、インターフェース自体は現状英語のみで、「今後インターフェースの多言語対応も追加予定」とのことです。つまり入力したテキストの言語に応じてビジュアル側は多言語に対応していそうですが、操作画面は当面英語で使うことになりそうです。
もう一つ気になるのが、Napkinの作成・編集はデスクトップ専用という点です。モバイルでは既存のNapkinを閲覧することはできますが、作成や編集はできません。公式では「今のところデスクトップでの生成・編集体験がベストだと考えている」としていて、モバイル対応は将来的な検討事項という扱いでした。
登録して始めるまで
公式サイトの「Get Napkin」ボタンから登録する流れで、Googleのシングルサインオンかメールアドレスとパスワードでのサインアップが選べます。ただし現状、サインアップができるのはデスクトップからのみです。モバイル端末からアクセスした場合は招待をリクエストする形になり、届いた招待メールのリンクをPCやノートPCで開いて登録を完了させる必要があるとのことでした。
まとめ:向いてる人・向いてない人
プレゼン資料やブログ用の図解を、デザインに時間をかけずにサクッと作りたい人には向いていると思います。無料プランでも週500クレジット分は試せますし、PPTやPDFへの書き出しは無料枠でもできるので、まずは触ってみるハードルは低そうです。逆に、スマホで気軽に作りたい人や、社内のブランドカラー・フォントを細かく反映させたい人はPlus以上が実質必須になってきます。あと、インターフェースが英語のみという点は、英語UIに抵抗がある人には地味にネックかもしれません。日本語対応の詳細情報が公式サイトからはこれ以上読み取れなかったので、実際に日本語の資料でどこまで自然な図になるかは、無料プランで試してみるのが一番早そうです。