海外のテック界隈で話題になり続けているGoogleのAIツール、NotebookLMを今日は紹介します。資料をアップロードするとAIが自動でポッドキャスト風の音声を作ってくれる機能が、Hacker Newsで900ポイント超えの反応を集めていて、正直ここまで伸びるとは思わなかったんですよね。海外の一次情報を追いかけていると定期的に名前が出てくるツールで、日本語での紹介がまだ少ない印象だったので、Hacker Newsの生の反応をベースにまとめておきます。ただし公式サイトと料金ページ、実は今回どちらもGoogleアカウントのサインイン画面しか表示されず、機能や価格の詳細を直接確認することはできませんでした。なのでこの記事は基本的にHacker Newsで語られている内容がベースになっています、その点は先に断っておきます。
NotebookLMとは?何ができるのか
Hacker Newsのスレッドを追う限り、NotebookLMはGoogleが提供するAIノートツールで、ドキュメントやウェブサイトをアップロードすると、その内容をもとにAIが要約や整理をしてくれるもののようです。話題になっている目玉機能が「Audio Overviews」と呼ばれるもので、アップロードした資料をAIの2人組がポッドキャストのように会話形式で解説してくれる、という機能。実際にHNのスレッド「NotebookLM launches feature to customize and guide audio overviews」(335pt)ではこの音声解説をカスタマイズ・誘導できる機能追加が話題になっていました。
ユーザーが投稿している使用例を見ると、会社のウェブサイトをそのまま読み込ませてポッドキャストを作った人(jmugan)、圧力チャンバーの取扱説明書を読み込ませた人(whyenot)、旅行ブログを読み込ませた人(stevage)など、対象になる素材はかなり幅広いようです。ちなみに別のHNスレッド「NotebookLM is now Gemini Notebook」(371pt)のタイトルを見ると、どこかのタイミングで「Gemini Notebook」という名称に変わった(または変わりつつある)ようなんですが、詳しい経緯までは今回のソースからは分かりませんでした。
コメントの中には「もっと多くのファイル形式に対応してほしい。コードベースや複雑なウェブサイトも読み込めるようになれば、勉強や、いろんな資料のかたまりを横断的に参照する用途にはかなり強力になる」(8f2ab37a-ed6c)という声もあり、現状は主にドキュメントやテキスト、ウェブサイト中心の対応にとどまっている印象です。
料金プラン
ここは正直に書かないといけないところなんですが、公式サイトと料金ページの両方にアクセスしてみたところ、どちらもGoogleアカウントのサインイン画面(メールアドレス入力とゲストモードの案内)が表示されるだけで、プラン名や具体的な金額は今回確認できませんでした。Hacker Newsのコメントの中にも価格に言及しているものは見当たらなかったので、料金体系についてはこの記事では触れられません。気になる方はサインインした上で公式サイトを直接確認してもらうしかなさそうです。
| 確認しようとした項目 | 結果 |
|---|---|
| 公式サイト(notebooklm.google.com) | Googleアカウントのサインイン画面が表示され、機能や料金の詳細は非公開 |
| 公式Pricingページ | 同様にサインイン画面のみで、プラン名・金額の記載は確認できず |
海外での評判
Hacker Newsの反応を見ていくと、賛否がわりとくっきり分かれていて面白いんですよね。
まず好意的な声から。会社のウェブサイトを読み込ませてポッドキャストを作ったjmugan氏はこう書いています。
自分の会社について、ウェブサイトを渡しただけでポッドキャストのエピソードを作った。驚くほどリアルで、同僚に「制作してもらった」と送りつけて、明日種明かしをするつもりだ
あわせて「これで逆に、世の中の多くのポッドキャストがいかに中身が薄いか気づかされた」とも言っています。
whyenot氏は植物の水分ストレスを測る機器の取扱説明書を読み込ませた例を紹介していて、
情報は正確で、軽い雑談やジョークも交えつつ、大事なポイントはちゃんと押さえられていた。人の手を一切介さずに数分でこれが作れるのは驚異的だし、ちょっと怖くもある
と、感心と若干の不安を同時に語っています。
一方で辛口の声も少なくありません。ColinEberhardt氏は
そこまですごいとは思わない。生成されるポッドキャストは浅くて、「わお、メタだね」みたいな相槌と「like」という言葉がとにかく毎文に挟まる。無難でお茶を濁したようなポッドキャストにはなるけど、深みのあるものにはならない
とばっさり。実際「like」の多用は他のコメントでも何度か指摘されていて、hn_throwaway_99氏は「バレーガール設定でもあるのか」と皮肉交じりに突っ込んでいました。
modeless氏の指摘もわりと的を射ていて、
AI生成コンテンツは高品質なコンテンツの「制作クオリティ」を模倣しているだけで、実際の中身の質は伴っていない。最初は感心するけど、よく見ると化けの皮が剥がれる
という見方でした。用途の面では、長文を読むのが身体的に難しい友人がいるので、こういう音声化は助かるはず、という声(nestorD)もあり、単なる目新しさ以上の使い道を見出しているユーザーもいるようでした。
日本語対応と日本からの使い勝手
今回集めたソースの中には、日本語対応についての記載は見当たりませんでした。公式サイト・料金ページともにGoogleアカウントでのサインイン画面止まりで、対応言語に関する説明までは確認できていません。Hacker Newsのコメントも基本的に英語での使用例ばかりだったので、日本語の資料を読み込ませたときの精度がどうなのかは、この記事の時点では何とも言えないところです。
登録して始めるまで
確認できた範囲で書くと、公式サイトにアクセスするとまずGoogleアカウントでのサインイン画面になります。メールアドレスまたは電話番号を入力する欄があり、「メールアドレスを忘れた場合」のリンクや、次のステップに進む「次へ」ボタン、新しくアカウントを作る「アカウントを作成」の導線も用意されていました。また「自分のパソコンではない場合」向けに、プライベートにサインインできるゲストモードの案内もありました。要するにGoogleアカウントさえあればすぐ使い始められる作りだ、というところまでは分かるんですが、サインイン後の初期設定やノートブックの作り方といった具体的な手順は、今回のソースからは追えませんでした。
まとめ:向いてる人・向いてない人
Hacker Newsの反応をまとめて見た限り、資料や説明書、ブログみたいな長文テキストを「ながら聴き」できる形に変換したい人には向いていると思います。移動中に資料を耳で聞きたい人や、長文を読むのがしんどい人には普通に便利なはず。一方で、ポッドキャストとしての「深さ」や「面白さ」を求める人には物足りないという声が繰り返し出ていたので、そこは過度に期待しない方がいいかなと。「like」の連発とか、浅い相槌とか、生成物のクセもわりとはっきり指摘されていました。あと料金がいくらなのか、日本語にどこまで対応しているのか、この記事の時点だと正直分からないままです。その辺りは実際にサインインして自分の目で確かめるしかなさそうです。