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Kagiとは?料金と海外の評判まとめ

検索エンジンに広告が増えすぎて、欲しい情報になかなかたどり着けないなと感じることが増えました。Kagiは「広告なし・追跡なし」を掲げる有料の検索エンジンで、月額を払う代わりにユーザーの検索履歴を売らないというビジネスモデルを取っています。Hacker Newsでは「Unlimited Kagi searches for $10 per month」というスレッドが1748ポイント・942コメントを集めていて、海外エンジニア界隈での関心の高さがうかがえます。今回はKagiの公式情報と、そのHNスレッドに集まった生の声をもとに紹介します。

Kagiとは?何ができるのか

Kagiは単体の検索エンジンというより、いくつかのプロダクトをまとめた「エコシステム」として展開されています。公式サイトによると、中核になるのはKagi Search。広告を挟まず、トラッキングをブロックしながら検索できて、フィルターやカスタマイズ機能でどのサイトを優先・除外するかも自分で決められるとのことです。

もうひとつの柱がKagi Assistant。複数のAIモデルを、Kagiの検索結果を根拠にしながら使えるチャット機能で、プロンプトやデータは追跡されないという説明になっています。ブラウザのOrionも展開していて、Safari・Chrome・Firefoxいずれの拡張機能にも対応しているのが特徴だそうです。対応拡張が3系統というのはちょっと珍しい気がします。

このほかKagi Translate(240以上の言語に対応した翻訳)、Kagi News(クリックベイトを排したニュースブリーフ)、Kagi Summarize(長文の要約)といった周辺ツールも用意されています。法人向けにはKagi for Teams、教育機関向けにはKagi for Librariesという専用プランもあるようです。

公式のFAQでは、個人データやプロンプトをAIモデルの学習に使わないこと、サードパーティにデータを売らないことも明言されています。溜め込むのはメールアドレスと支払い情報くらい、とのことでした。

料金プラン

プランは公式のPricingページに4段階書かれています。年払いだと10%オフになるとのことです。

プラン 月額 検索回数 Kagi Assistant
Trial 無料 100回 Assistantも試用可
Starter $5 300回 Quickモード
Professional $10 無制限 Quickモード(利用枠拡大)
Ultimate $25 無制限 Researchモード+上位モデル

Ultimateだと使えるモデルがずらっと書かれていて、GLM-5.1、Claude 4.6 Sonnet、Claude 4.8 Opus、GPT 5.5、Gemini 3.5 Flash、DeepSeek V4 Proあたりまで名前が並んでいます(+ Sales Taxとの注記あり)。

あと地味に良いなと思ったのが「フェアプライシング」という仕組みです。その月にプランを使わなかった分は自動的にクレジットとして翌月に回してくれるらしく、使わなかった月は実質無料になるそうです。支払いはPayPalやOpenNode(ビットコイン)にも対応していて、その場合はサブスクではなくチャージ式になると書かれていました。

海外での評判

評判の大半は、さっき触れた「Unlimited Kagi searches for $10 per month」というHNスレッドに集まっていました。まずは良い評判から。

10ドルで毎日何度も使うツールとしては十分安い。検索結果はほぼ毎回ちゃんと当たる(crisp)

Googleを乗り換える気になった初めての検索エンジン(daft_pink)

Google本家より余計なノイズが少ないし、検索演算子もちゃんと効く(ezekiel68)

SEOで汚染された検索結果に疲れて乗り換えを検討していた人の声もありました。

Googleは見限った。SEOで埋め尽くされたゴミをかき分けるのに疲れたから。無制限プランになったなら10ドル払って試す価値はある(runeofdoom)

一方で、辛口の意見もちゃんと拾えます。

正直Googleより2%くらいしか良くない気がする。KagiもGoogleのインデックスを使っている以上、似たような結果になるのは当然かもしれない(dot5xdev)

HN的なニッチ層以外にはビジネスモデルがきつい。検索の質が上がったところで生活がどう変わるのか(boringg)

検索はもうChatGPTでだいぶ代替できている。スペインの給料だと10ドルでも結構痛い(wkat4242)

SafariでKagiをデフォルト検索に設定できない(拡張機能を入れたくない)という不満(ghostpepper)や、検索結果ページがシステムのダークモード設定を反映していないのでは、というツッコミ(pbarnes_1)もありました。総じて「有料でも払う価値がある」という声が優勢な印象ですが、「Google比でそこまで劇的ではない」という冷めた意見も無視できない数ありました。

日本語対応と日本からの使い勝手

ここまで読んだソースの中には、日本語対応について触れた記述は見当たりませんでした。公式サイト・Pricingページのどちらにも日本語UIや日本語検索の質についての言及はなく、正直なところ分かりません。

HNのコメントでもapricotが「英語以外の検索でKagiはどうなのか」と質問していましたが、それに対する回答はソースの中には見つかりませんでした。非英語圏での検索精度は未知数、というのが正直なところです。試す場合は自分の使う言語でどのくらい結果が変わるか、トライアルの範囲で確認してみるのが良さそうです。

登録して始めるまで

公式サイトのFAQによると、登録前に150回まで無料で検索を試せると書かれています。ただしPricingページ側の説明では、トライアルは検索100回・Assistant100インタラクションとなっていて、ページによって数字の書き方が違いました。念のため両方書いておきます。

サインアップ画面には「Sign up with」に続けてメールアドレスでの登録が用意されている、という記載がありました。トライアルなら追加の月額プラン加入なしでKagi SearchとAssistantを試せて、気に入ったらStarter・Professional・Ultimateのいずれかにアップグレードする流れです。プランは月払い・年払いを選べて、あとからいつでもアップグレード・ダウングレードでき、差額は日割りで新プランに充当されるとのことでした。

Orion BrowserやKagi Translate、Small Webなど一部の機能はKagiの検索プランに加入していなくても無料で使えると書かれています。

まとめ:向いてる人・向いてない人

HNのコメントを読んでいると、向き不向きがわりとはっきり分かれるツールだなという印象です。

普段からGoogleの検索結果がSEOゴミで埋まっていて辟易している人、検索履歴を追跡されたくない人には向いていると思います。月10ドルのProfessionalプランで無制限に使えるなら、毎日何度も検索する人ほど元は取りやすいはずです。

逆に、検索自体をもうChatGPTなどのAIに置き換えてしまった人や、無料の検索エンジンで特に困っていない人にとっては、わざわざ月額を払う理由が薄いんじゃないかと思います。dot5xdevのように「Googleと比べて2%くらいしか変わらない」と感じる人がいるのも事実で、KagiがGoogleのインデックスを併用している以上、劇的な差を期待しすぎるとがっかりするかもしれません。まぁこの値段なら、トライアルの範囲で試してみるだけの価値はあるとは思いますけど。

自分がいつも検索する言語・分野でどのくらい違いを感じるか、まずはトライアルで確かめてみるのが一番確実だと思います。

ケイ(このブログを書いている人)
仕事で海外のSaaSやAIツールを日常的に触っている30代の会社員。 日本語の情報がまだ無いツールを、Hacker NewsやRedditの生の評判ごと紹介しています。 公式の宣伝文句より海外ユーザーの本音(不満も含めて)重視。 料金や機能の数値は一次ソースにあるものだけを書くようにしています。

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