AI議事録・音声

Firefliesとは?料金プランを解説

Firefliesは、ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsなどのオンライン会議に自動で参加して文字起こしと要約をしてくれるAI議事録ツールです。公式サイトでは「1 MILLION+ COMPANIES」に使われているとうたっていて、評価は4.8/5とのこと。議事録系のAIツールはこのところ次々出てきていますが、Firefliesは公式サイトの機能量がかなり多く、単なる文字起こしツールというより「会議データを蓄積して検索・分析する基盤」を目指しているような作りだったので、今回まとめてみることにしました。無料プランがあるので、まず試してみたい人にも合うと思います。

Firefliesとは?何ができるのか

公式サイトによると、Firefliesの中核は「AI Note Taker Bot」です。会議に自動参加(メールアドレスを招待するか、カレンダーと連携してオートジョイン)させて、録音・文字起こし・要約までを自動でこなしてくれます。文字起こしの精度は「95% Accurate」を業界最高水準としてアピールしていて、対応言語は100以上、話者ごとの発言を識別する「Speaker Recognition」や、会議ごとに言語を自動判別する「Auto-Language Detection」も備えています。

要約は「Overview」「Bullet Points」「Action Items」「Custom Notes」といった形式で出力されるとのこと。会議に出席していなくても、後から内容を把握しやすいようにしてある印象です。

会議の取り込み方法もひとつではなく、公式サイトには以下が挙げられています。

  • AI Note Taker Bot(会議に招待、またはカレンダー連携でオートジョイン)
  • Chrome拡張機能(Google Meet通話を自動録音)
  • モバイルアプリ(対面の会話も文字起こし)
  • デスクトップアプリ
  • Aircall・RingCentralなどのダイヤラー連携、またはAPI経由での音声処理
  • 音声・動画ファイルのアップロード(MP3、MP4、WAV、M4A)

検索機能「Meeting Search」は、数ヶ月前の会議でも発言・タイムスタンプ単位で遡れるとされていて、加えて「AskFred」というAIアシスタントに質問を投げると過去の会議を横断して答えを返してくれる機能もあります。さらに会議中にリアルタイムでサジェストやコーチングを行う「Live Assist」という新機能も紹介されていました。

分析系の機能としては、話者ごとの発言時間を可視化する「Speaker Talk-time」、感情分析(Sentiment Analysis)、話題の推移を追う「Topic Trackers」などがある「Conversation Intelligence」があり、営業・採用・マーケティング・エンジニアリングなど業種別に使える「200+ AI Skills」も用意されています。CRM連携(5+)、プロジェクト管理ツール連携(9+)、ATS連携、Slack通知のほか、「Fireflies MCP Server」を使うとClaudeやChatGPT、DevinといったAIツール側から会議データを参照できるようになるそうです。セキュリティ面では、SOC 2 Type II、GDPR、HIPAA準拠、AI学習に顧客データを使わない「Zero Data Retention」、専用クラウドストレージなどを掲げています。

料金プラン

Pricingページに掲載されている金額はドル表記なので、そのまま載せます(年払い時の月額単価)。

プラン 月額(年払い時/seat) ストレージ AIクレジット
Free $0(永年無料) 400分/チーム 20クレジット
Pro $18(月払い)/ $10(年払い) 8,000分/seat 20クレジット
Business $29(月払い)/ $19(年払い) 無制限 30クレジット
Enterprise $39(年払いのみ) 無制限 50クレジット

Free・Pro・Business・Enterpriseのどのプランでも「文字起こし無制限」「AI要約無制限」とされているので、差は主にストレージ容量とAIクレジット数、あとはProから追加される動画録画・トランスクリプトのダウンロード・AI Skills・Voice Agentsといった機能面のようです。Businessになると複数言語モードやConversation Intelligence、管理者向けのチーム分析が加わり、Enterpriseはルールエンジン、SSO+SCIM、監査ログ、HIPAA対応、専用ストレージなど管理者・大企業向けの機能が中心という構成でした。

日本語対応と日本からの使い勝手

対応言語について公式サイトには「Transcribe meetings in English, Spanish, French, & several others.」「100+ Languages」とあるだけで、日本語という単語自体は見当たりませんでした。100以上の言語に対応しているという記載はあるものの、そこに日本語が含まれるかどうかは公式には明記されていない、というのが正直なところです。この点は導入前に日本語の会議で試し録りをして確認したほうがよさそうです。

登録して始めるまで

公式サイトの各所に「Get Started」ボタンがあり、Freeプランは「Free forever」と書かれているのでクレジットカード登録なしで始められるタイプに見えます。使い方としては、会議のBotメールアドレスを招待するか、カレンダー連携でオートジョインを設定するのが基本ルートのようです。Google Meetだけ使うならChrome拡張機能をインストールする方法もありますし、対面の会話ならモバイルアプリ、通話中心の業務ならAircallやRingCentralなどのダイヤラー連携やAPIも選べます。デスクトップアプリも配布されているので、常駐させておいてどの会議ツールでも同じように使う、という運用もできそうです。

まとめ:向いてる人・向いてない人

機能量だけ見ると、単なる議事録作成というより「会議データを溜めて検索・分析する社内基盤」を作りたい会社向けのツールだと思います。Freeプランがあるので、まずは個人や小さいチームで文字起こし・要約だけ試してみる、という入り方はしやすいはずです。ただしFreeはストレージが400分/チームとかなり小さいので、会議の多い組織だとすぐにProやBusinessへの移行を検討することになりそうです。日本語対応が公式に明記されていない点は、日本のチームで使うなら事前に確認しておいたほうがいいポイントですね。営業・採用・マーケティングなど業種別のAI Skillsや、ClaudeやChatGPTと連携できるMCP Serverまで用意されているあたりは、単発の議事録ツールではなく会議データをAIツール群と接続する前提の設計だと感じました。

ケイ(このブログを書いている人)
仕事で海外のSaaSやAIツールを日常的に触っている30代の会社員。 日本語の情報がまだ無いツールを、Hacker NewsやRedditの生の評判ごと紹介しています。 公式の宣伝文句より海外ユーザーの本音(不満も含めて)重視。 料金や機能の数値は一次ソースにあるものだけを書くようにしています。

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