AI議事録・音声

Granolaとは?会議メモAIの料金と海外の評判

会議の合間にまた会議、みたいな働き方の人、最近多いですよね。海外だとその手の「ミーティングノートAI」がいくつも出てるんですが、その中でもよく名前が挙がるのがGranolaです。会議にボットを招待せず、自分のPCの音声だけでメモを作るのが特徴らしくて、SNSで著名なエンジニアが何人も絶賛してるのを見かけて気になったので、今回は公式サイトと海外の反応をまとめて紹介します。まだ自分では触っていないので、あくまで海外の一次情報の紹介というスタンスで。

Granolaとは?何ができるのか

公式サイトのキャッチコピーは「The AI notepad for back-to-back meetings」。詰まった会議のためのAIノートパッド、ということみたいです。macOS・Windows・iOS・Androidに対応していて、無料でダウンロードできます。

一番の特徴として押し出されているのが、会議にボットを招待しないこと。自分のPCの音声を使ってメモを生成するので、Zoom・Google Meet・Teams、それ以外のほぼすべての会議アプリで動くとのことです。「Private by default, easy to share if you choose(デフォルトは非公開、共有したければ簡単にできる)」ともあります。

公式サイトでは「会議の前」「会議の中」「会議の後」の3段階で機能を説明していて、

  • 会議前:カレンダーと同期して、社外との会議の前に「Brief」を自動で用意してくれる。誰が出席するか、前回何を話したか、今何が重要かをまとめてくれるらしい
  • 会議中:書きたいだけ書けばよくて、あとはAIが会議の文脈を使ってきれいなメモに仕上げる、という設計。メモを取るか話に集中するかを選ばなくていい、というのが売り文句です
  • 会議後:会議が終わった瞬間にメモ・アクションアイテム・フォローアップが用意される。「List actions」「Write follow-up email」「Draft project plan」といった機能名も出ていて、「Ask anything」というチャット機能で会議内容に質問もできるようです

導入企業の声として、Brexの創業者兼CEO Pedro Franceschi氏のコメントも載っていて、「AIネイティブな会社に作り変える中で、正確さを犠牲にせず速く動けるツールが必要だった。Granolaは正確で信頼できる要約を出し続けてくれて、うちの『書く文化』を強めるのに役立った」という趣旨のことを話しています。

料金プラン

料金ページに載っていたのはこの3プランです。金額はすべて1ユーザーあたり月額(ドル表記のまま記載します)。

プラン 料金 主な内容
Basic $0(無料) AI会議メモ、会議履歴は限定的に閲覧可、会議内・会議横断のAIチャット、共有フォルダ、カスタムメモテンプレート、多言語対応、モデル学習へのオプトアウトはいつでも可
Business $14 Basicの内容に加え、会議メモ・履歴が無制限、より高度なAIモデル・機能へのアクセス、Attio/Notion/Slack/HubSpot/Affinity/Zapierとの高度な連携、一括請求・ユーザー管理、各アプリでのMCP連携、APIアクセス
Enterprise $35 Businessの内容に加え、エンタープライズ級のセキュリティ・管理機能、SSO、優先サポートと利用状況分析、組織全体の自動削除期間設定、共有・APIアクセスの管理者制御、チーム全体でのモデル学習オプトアウト、Granola利用を組織全体に通知する機能

あと料金ページの下の方に、サブスクリプションの1.5%をStripe Climate経由でCO2除去に充ててる、という一文もありました。料金の話とは直接関係ないですけど、一応メモしておきます。

海外での評判

公式の料金ページには著名人のX(旧Twitter)投稿がいくつか引用として載っていて、評判のたたき台としてはそこが一番具体的でした。意訳で紹介します。

「最近granola.soを結構使ってるんだけど、今まで試した中で一番いい会議メモを作ってくれる。なんでそんなにいいのかよく分からない」(Nat Friedman、2024年6月20日のX投稿)

「グループのZoom会議に、前より不自然なくらいワクワクするようになった。会議が終わった数秒後にすごいメモが出てくる瞬間が楽しみだから」(Soleio、2024年8月8日のX投稿)

「Time誌が、ノートテイキング向けのベストAIツールの一つにGranolaを選んでた」(Chris Pedregal、2024年6月13日のX投稿)

「まず素のメモを書いて、あとからAIが仕上げる。すごく賢いAIネイティブなUX」(Guillermo Rauch、2024年5月22日のX投稿)

「会議でGranola使ってないなら、正直かなり損してる。すごいプロダクト」(Dan Shipper、2024年6月3日のX投稿)

ざっと見た感じ、褒めてる人は「メモの精度」と「会議後すぐ出てくるスピード感」を挙げてる人が多い印象です。ただ正直に言うと、今回集めたソースの中には、Granolaというツール自体に対する批判的な声は見当たりませんでした。ネガティブな反応まで探したんですが無いものは無いので、そこは変に盛らずに書いておきます。

Hacker Newsだと「Open-source granola (meetings summary)」というスレッドが28ポイント・コメント6件、「Show HN: Muesli – If Granola and Wisprflow had an open source on device baby」というスレッドが15ポイント・コメント10件つい ていて、有名になった分、オープンソースの代替品を自作する人が出てくる、というよくある流れは起きているようです。ちなみにHNで「granola」を検索すると、シリアルの「グラノーラ」に残留する除草剤グリホサートの話題のスレッドも一緒にヒットして紛らわしいんですよね。あれは食品の話でこのAIツールとは無関係なので、念のため。

日本語対応と日本からの使い勝手

Basicプランの機能一覧に「Multi-language support(多言語対応)」とだけ書かれていて、対応言語の一覧や「日本語」という単語自体は、公式サイトにも料金ページにも見当たりませんでした。なので、日本語の会議でどのくらいメモの精度が出るかは、公式には書いていない以上ちょっと分からないです。無料プランがあるので、そこは試してみるしかないかなと思います。

登録して始めるまで

公式サイトのトップに「Download for free」というボタンがあって、macOS・Windows・iOS・Androidに対応と書かれています。無料のBasicプランがあるので、そこからダウンロードして始める形になりそうです。ただサインアップ画面のスクリーンショットや具体的な登録手順までは公式サイトに載っていなかったので、その部分は分からないとしか言えません。

まとめ:向いてる人・向いてない人

社外との会議が多くて、相手側にボットを見せたくない、でもメモは自分できっちり残したい、という人には向いてそうです。会議前のBriefとか、会議後すぐにアクションアイテムが出てくるあたりは、詰まったスケジュールで動いてる人には刺さりそうな設計だなと思いました。

一方で、日本語対応の詳細が公式に書かれていない以上、日本語の会議で使うことを前提にするならそこは自己責任で試すしかないです。あと会社でチーム導入するとなると$14や$35のプランの話になってくるので、その辺は稟議通すのが面倒な会社もありそうだなと。無料のBasicプランで一旦試してみて、メモの精度に納得できたらBusinessを検討する、くらいの温度感がちょうどいい気がします。

ケイ(このブログを書いている人)
仕事で海外のSaaSやAIツールを日常的に触っている30代の会社員。 日本語の情報がまだ無いツールを、Hacker NewsやRedditの生の評判ごと紹介しています。 公式の宣伝文句より海外ユーザーの本音(不満も含めて)重視。 料金や機能の数値は一次ソースにあるものだけを書くようにしています。

📰 Granolaに関連するAIニュース

ニュース一覧 →